Avnet Microboard(秋月電子などで安価に入手できるXilinxのSpartan-6搭載のFPGA開発ボード)でOpenCoresのPDP-11が動いた。差分は最新のw11a_V0.55に対するパッチにまとめてある。具体的な動かし方などはOpenCoresのサイトや、アーカイブ中のドキュメントを参照。@magoroku15さんによる解説は非常に参考になる。
動作はUbuntu 10.04上のXilinx ISE 13.4で確認した。(私が買った時点でMicroboardに付属していた)13.2や13.3でも問題なく動作するはず。
MicroboardのオンボードのLEDやスイッチ、ボタンが貧弱であまり役に立たない。とりあえずDIPスイッチを(左から右へ)下上下下と設定しておくのを忘れなければ動くはず。
メインメモリはFPGA内蔵のblock RAMのみ使用しているので、64kbyteしかない。UNIX Version 5はちゃんと動くが、2.11BSDはboot中に例外が発生して停止してしまう。
MicroboardにはLPDDR SDRAMがたっぷり乗っているのでこちらをメインメモリにすれば2.11BSDも動くはず。そのためにはSpartan-6内蔵のメモリコントローラを利用するなど多少手間がかかるので、そのあたりは今後のお楽しみ。
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