2012年1月31日火曜日

ChipScope Pro Inserter をコマンドラインで使う(1)

XilinxのFPGAをJTAG経由で解析できるChipScope Proは、統合環境のISEだけでなくコマンドラインからも利用できる。詳しくはXilinxのドキュメントUG029であるChipScope Pro Software and Coresに詳しい記述がある。以下は、その際の注意書きである。

inserterを使う場合、Ubuntu 10.04では妙ちくりんなエラーが出た。

$ inserter
/opt/Xilinx/13.3/ISE_DS/ISE/bin/lin/unwrapped/cs_common.sh: 76: XIL_DIRS[0]=/opt/Xilinx/13.3/ISE_DS/ISE/: not found
/opt/Xilinx/13.3/ISE_DS/ISE/bin/lin/unwrapped/cs_common.sh: 76: count++: not found
/opt/Xilinx/13.3/ISE_DS/ISE/bin/lin/unwrapped/cs_common.sh: 152: Syntax error: Bad for loop variable
このcs_common.shというのは環境設定か何かをしているshell scriptで、先頭が#!/bin/shとなっているにもかかわらず、拡張文法を使っているのでshはエラーになる。bashなら処理できそうなので先頭を書き換えてみたが、症状は変わらない。どこかで/bin/shを決め打ちで呼んでいるようだ。したがって、/bin/shを/bin/bashに入れ替えるなどの対策が必要となる。


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